NEWS | プロダクト
2020.06.10 15:30
タンデム自転車といえば、一般的には前の人がハンドルを操作し、みんなでペダルを漕ぐものだが、イタリアでは後ろの人がハンドルを操作するユニークなタンデム自転車「HUGBIKE®」が登場した。
主に自閉症やダウン症、脆弱X症候群、失明などの障害をもつ人が前方に座り、楽しく安全に運転できるように設計されたタンデム自転車で、後方に座る人は長いハンドルによって前の人をサポートすることができる。
後ろの人が前の人をハグするように運転をするので、自転車を安全に操作可能。また、この姿勢を保つことで、子どもや高齢者などに優れた安全性を提供することができる。自閉症やダウン症などの人のみでなく、小さな子どものいる家族や友達どうし、カップルが乗っても楽しめる。
Opera della Marcaが開発し、トレヴィーゾで自閉症の人を支援する非営利団体「Fundation Oltre il Labirinto onlus」が協力。実際に自閉症をもつ人たちのグループが自転車の組み立てにも参加した。
もちろんデザインにもこだわっており、ユニークで見た目のよいタンデム自転車を目指した。「特別な人が乗る自転車」ではなく、人の目を引くような、素敵だと思える外観の自転車になるように心がけたそうだ。