「廃材は宝の山」、印刷工房が廃棄された
資材を活用し、ステーショナリー・ブランド「ミニマルラボ」を発足

アサヒコミュニケーションズは、廃材や在庫紙のみで作られたステーショナリーブランド「ミニマルラボ」の展開を開始した。

創業110年の印刷工房である同社は、早くから環境保全活動やCSR支援活動に積極的に取り組んできたという。しかし、それでも廃材や余剰材が発生してしまうのが実情だそうだ。

そこで、印刷業務から出る廃棄物を資材とした持続生産可能なオリジナル文具の開発をスタート。使用する資材は、長期保管によって顧客に提供できなくなってしまった紙や、断裁された紙の切れ端、余ってしまったゴムバンドなどさまざまである。

▲「Minimal Memo Book」

▲「Minimal Calendar」

今回登場したのは、描く・バラす・貼る・渡すと変幻自在の「Minimal Memo Book」、パソコンモニターの下にすっぽり納まるゴミ分別不要な 「Minimal Calendar」、印刷現場でカラー管理のために用いる「色玉」をアクセントにした 「Color Patch Memo Book」、新型コロナウイルスの感染拡大防止啓発ポスターなど。

▲「Color Patch Memo Book」

▲「新型コロナウイルス予防対策ポスター」

「廃材は宝の山」という精神のもと、行き場を失ったものに知恵と技術で生命を吹き込み商品化していくそうだ。End