noiz、渋谷キャスト3周年に合わせて
websiteに次世代型スマートシティ「SHIBUYA HYPER CAST. 2」を公開

▲© noiz

建築・デザイン事務所 noiz(ノイズ)は、「渋谷キャスト3周年祭」に合わせた次世代型スマートシティの垂直版「SHIBUYA HYPER CAST. 2」を2020年6月18日(木)よりnoiz website にて公開している。

SHIBUYA CAST.」は、東京・渋谷駅前の明治通りとCat Streetが交差する敷地に、noizが外装とランドスケープのデザイン監修を担当して2017年にオープンした複合オフィスビルである。渋谷では、希少な公開空地や貫通通路を大きく開放し、コワーキングやカフェ等の施設とも連動して、渋谷ならではのさまざまな活動や才能に表現の場と機会を提供している。

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そして、今回の計画は、昨今のコロナによる働き方を始めとした社会の変化や、新しいプラットフォームとしてのスマートシティへの関心の高まりに対して、noizが超都心型のスマートシティのひとつのあり方を提案するものだ。

2019年のSHIBUYA CAST.の2周年イベントで提示した「SHIBUYA HYPER CAST.」をよりシステマティックに進化させ、今回の3周年にあわせて「SHIBUYA HYPER CAST. 2」として再構成。各ユニットやその中の要素は、そのまま水平な都市に分解して再配置を行うことで、多様な次世代型の都市が構築可能な構成となっている。

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生活のプラットフォームが情報空間へと拡張し、職・住・学・遊など多様な要素がマルチレイヤに多重化し、広域な場所へと離散化した社会では、多様な自律デジタルエージェントが共存する。それらにも活動しやすく、認識しやすいことを前提として構成された都市要素は、より可変で編集可能なものに、より用途がフレキシブルで、ニーズの変化に応じてダイナミックに変化するものになるという。

それと同時に、場所性や歴史性、その場ならではのスタイルや個性の価値が高まり、半ば演出され増幅された多様な要素は、選択可能として都市の中に織り込まれるようになっていく。そうした状況を都心における極端な事例として視覚化を試みたのが、この垂直型都市なのだ。

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なお、今回は、アプリのインストール無しに、スマートフォンでリンクをクリックするだけで目の前にSHIBUYA HYPER CAST. 2 のミニチュアを召喚できる、Web-ARも体験できるようになっている。ぜひチェックしてみよう。End