アートと建築の関係性にフォーカスするプロジェクト「Therme Art」
オンライン討論会が毎週水曜日に開催

▲2019 Serpentine Pavilion by Junya Ishigami

スパリゾートを手がけるTherme Groupが展開するアートプロジェクト「Therme Art」は、毎週水曜日にオンラインのライブディスカッション「Wellbeing Culture Forum」を開催している。

COVID-19が私たちの生活にさまざまな影響を及ぼすなか、これを克服していくために、政治や科学のアプローチを交えながら、文化が果たす役割について議論を展開するのがそのねらいだ。

2020年5月27日(水)には、英サーペンタイン・ギャラリーと連携して、「Art in Architecture-How Art Can Liberate Architecture」と題したディスカッションが開催された。

▲2018 Serpentine Pavilion by Frida Escobedo

今回は、サーペンタイン・ギャラリーのキュレーター兼アートディレクターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)が司会を務め、直近3年のパビリオンを担当した建築家 Sumayya Vallyフリーダ・エスコベド(Frida Escobedo)、石上純也がパネラーとして参加。さらに、アーティストのトルクワセ・ダイソン(Torkwase Dyson)や建築家のステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)も登壇した。

サーペンタイン・パビリオン・プログラムをベースに、現在の状況に応答しながら、アートと建築の関係性にフォーカス。2つの分野のさまざまな交流を通じて生じた全体的な変化を概観しながら、デザインと建築の方法における真の改革の必要性を議論している。

Therme ArtキュレーターのMikolaj Sekutowiczは、「離散的になった私たちの世界で建築は、変化する社会・経済の状況につねに対応しながら、自然を活動の根本に置くことが求められています。そこで、建築はアートに目を向けなければなりません。アートは複雑なシステムなので、建築と自然のあいだをつなぐ中心点になりえます。そして、アートによって、自然とじかに触れあうなかでサスティナブルな建造環境の創造が可能となるのです」と語っている。

過去のイベントの内容は、Therme Art公式サイトにて確認することができる。次回は6月24日(水)に「The Social Culture of Cities」と題して開催される予定だ。End