メルセデス・ベンツとNVIDIAが協業
アップグレード可能な自動運転の車両を設計

▲© 2003-2020 Mercedes-Benz AG. All Rights Reserved.

メルセデス・ベンツは、米NVIDIAとソフトウェア・ディファインド(Software-Defined)な車両の開発で協業することを発表した。

車載コンピューティングシステムと AIコンピューティングインフラストラクチャを構築することが目的で、2024 年から出荷の次世代メルセデス・ベンツの車両を対象に、「NVIDIA DRIVE™」プラットフォームをベースとして、アップグレードが可能な自動運転機能が装備されるようになるそうだ。

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今回採用されるのは、NVIDIAが提供する「Orin™」と呼ばれるSoC(システム・オン・チップ)。レベル2~3の自動運転レベル、さらには自動駐車機能 (レベル 4相当まで) を実装した、AI および自動運転車用アプリケーションを開発することになる。

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これにより、ある住所から別の住所まで日常的に往復しているルートは自動運転できるようになり、将来的な安全性や利便性を考えたさまざまなアプリケーションも実装されるという。

そして、ユーザーは車両の所有期間を通じて、「Over the Air(OTA・無線通信)」のソフトウェア・アップデートによって機能やソフトウェア・アプリケーション、サブスクリプション・サービスを購入・追加できるようにもなるとしている。End