三井化学、廃止された炭鉱電車を「音」として残す
アーティストSeihoとのコラボレーション音源が公開中

オトバンクquantumが共同で設立したブランデッドオーディオレーベル「SOUNDS GOOD®︎」は2020年6月25日 (木) 、新たな参加企業である三井化学のASMR音源と、アーティスト・プロデューサーのSeiho(セイホー)によるコラボレーション楽曲を公開した。

三井化学では、福岡・大牟田工場にて原材料の搬入などに使用している三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)が2020年5月に廃止されたそうだ。

そこで今回の取り組みは、「三池炭鉱」の時代から現在に至るまで100年以上にわたり利用されてきた炭鉱電車への感謝を込めて、未来に向けたレガシーとして活用するために実施している「ありがとう炭鉱電車プロジェクト」の一環として行われた。

また、Seihoによる楽曲は、「ありがとう炭鉱電車プロジェクト」のひとつとして制作される映像詩「紅い恋人~炭鉱電車に捧ぐ」において、映像用にアレンジしたものが全編に渡り使用。同氏は、実際に大牟田の現場まで足を運んで音源の録音からプロジェクトに参加、炭鉱電車にまつわる音の魅力をアーティスト目線で集音して楽曲制作に取り組んだ。

SOUNDS GOOD®︎は、このプロジェクトのひとつとして、炭鉱電車にまつわる音を「音の資産」として多くの人が楽しめるコンテンツへと価値化し、未来へ残していく取り組みを三井化学と共同で行うとしている。End

▲Seiho