ポーラ美術館、ヴィジュアル・アイデンティティを刷新
デザイナー・長嶋りかこがロゴデザインを手がける

▲ポーラ美術館・新ロゴ

ポーラ美術館は、ヴィジュアル・アイデンティティを刷新し、2020年6月1日(月)に開幕した「モネとマティス もうひとつの楽園」展にあわせて順次導入を行っている。

ポーラ美術館は、2002年の開館以来、世界に発信するという願いを込めたロゴマークを使用してきた。今回刷新したロゴは、「塗り」のロゴと「線」のロゴを、状況や使途に応じて、左右対称、または上下反対に配置するものとした。

▲ポーラ美術館・旧ロゴ

相対するものを起点としながら、様々なものが響きあい、変化していく様子と広がりを表現しているそうで、ポーラ美術館がさまざまに変化しながらも、ゆるぎないアイデンティティを持つことを示すものだという。

今後、より新たなことに挑戦し続ける美術館でありたいとの思いからVIを刷新、デザイナーの長嶋りかこが協力した。

▲ショッピングバッグ(手さげ袋・紙製)

長嶋は、「ポーラ美術館のヴィジュアル・アイデンティティのリニューアルを考えるにあたり、ロゴタイプに始まり様々な媒体への展開において、既に有る資源を活かすという姿勢をとっています」と語る。

そして、「ロゴタイプは、もともと旧日本語ロゴと共に小さく併用されていた英字のロゴタイプを抽出し、それを”線”と”塗り”のロゴタイプをセットにして、異なる双方の共鳴の意を込め左右対称または上下反対に配置しています。これは近代と現代、自然と人工など、様々な異なる双方を提示することで私たちに問いを投げかけるポーラ美術館のあり方を表しています」とコメントしている。End