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2020.07.31 14:49
三菱電機インフォメーションシステムズは、ユーザーの利便性が向上するとともに、窓口担当者や事務員の業務効率化を可能とする、プロジェクションマッピング技術を活用したペーパーレス受付システム「らくかけくん」を展開している。
同システムは、紙やタブレットが不要で、ペンだけあれば申し込みを受け付けられるソリューション。プロジェクターによる広い投影領域を活用することで、誰にでも見やすい、大きな文字を記入台に投影することができる。
一方、記入者は紙に書いているような感覚で、投影されたイメージに専用のペンで直接書き込むことで入力が可能だ。
さらに、キャラクターによるガイダンスが記入箇所に応じて表示されるほか、記入された文字はリアルタイムで文字認識されて瞬時にデータ化されるので、データ入力作業が不要となり、業務を効率化できるとしている。
また、書類の保管場所確保や、原本紛失、破損リスク、個人情報流出などのセキュリティリスクの低減、管理費用の削減が期待でき、多言語にも対応するという。
同社はこの「らくかけくん」を取り入れた、アフターコロナ社会を見据え、医療機関における患者の診療待ち時間の短縮や事務効率化をはじめとする、ヘルスケア分野のソリューション第1弾「ペーパーレス問診システム」を発表。
患者が病院・診療所の受診時に記入する問診票をIT化し、患者の受付や診療に関わる業務を効率化するもので、問診票を投影する専用の記入デスクは、病院や診療所向けに新たにデザインした。
そのほか、「らくかけくん」は、金融機関店舗での各種申込み、自治体の窓口での各種申請、小売店の各種申込みカウンター、ショッピングモールでの各種申込み・アンケート記入など、さまざまな場面での利用を想定している。