時代とともに発展する東京の姿を表す
江戸東京博物館「大東京の華-都市を彩るモダン文化」展が開催

▲絵葉書「日本橋ヨリ三越呉服店ヲ望ム」 大正~昭和初期

東京都墨田区にある江戸東京博物館は、企画展「大東京の華-都市を彩るモダン文化」を2020年8月25日(火)から11月23日(月・祝)まで開催する。

▲東京名所之内銀座通煉瓦造鉄道馬車往復図 歌川広重(3代)/画 1882年(明治15)
(展示期間:8月25日~9月27日)

明治から大正にかけて、近代的な街並みが徐々に形成されつつあるなか、1923年(大正12)に起きた関東大震災は、東京に甚大な被害をもたらした。しかし、大規模な復興事業により、東京は「大東京」と称される都市へと生まれ変わったとされる。では、当時の人々にとって、「大東京」とは具体的にどのようなイメージだったのだろうか。

▲昭和大東京百図絵版画完制判 第四十七景 汽船発着所の橋の景 小泉癸巳男/画 1934年(昭和9)
(展示期間:9月29日~10月25日)

そこで同展では、同館が所蔵する版画や絵葉書、写真などの中から、明治、大正、昭和へと、時代とともに発展する東京の姿を紹介する。

▲大東京十二景の内 五月  夜の銀座(京橋区) 藤森静雄/画 1933年(昭和8)
(展示期間:8月25日~9月27日)

▲昭和大東京百図絵版画 第百景 兜町・取引所街  小泉癸巳男/画 1937年(昭和12)
(展示期間:10月27日~11月23日)

また、1930年代は、洋装に身を包み銀座の街を闊歩するモダンガールに象徴されるように、女性たちがより華やかに、モダンな都市生活を謳歌するようになった時代でもあり、当時流行したファッションやアール・デコ様式の調度品など、人々の生活を彩った品々も展示されるそうだ。End

▲ドレス 明治時代
(展示期間:8月25日~9月27日)

▲鬘附束髪図会 楊州周延/画 1887年(明治20)
(展示期間:9月29日~10月25日)

▲三越呉服店ポスター 杉浦非水/画  1915年(大正4)

▲ワンピース  松屋/製 昭和10年代

▲銀座五十年 散歩 師岡宏次/撮影  1935年(昭和10)

▲婦女四題 秋  山川秀峰/画 1927年(昭和2)
(展示期間:10月27日~11月23日)

企画展「大東京の華-都市を彩るモダン文化」

会期
2020年08月25日(火)~11月23日(月・祝)
9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
展示替え①9月28日(月)、②10月26日(月)
休館日
月曜日(ただし、8月31日、9月14日・21日、11月23日は開館)
会場
東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室
※来館時の諸注意はこちら
詳細
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/project/29107/企画展「大東京の華―都市を彩るモダン文化」/

▲氷鉢 明治後期~大正期

▲真鍮薔薇花簪 明治~大正期

▲電気ストーブ 芝浦製作所/製 昭和前期