中国・重慶「InterContinental Chongqing Raffles City」
42階の空中回廊「Link Bridge Reception Area」公開

▲ Photo:Feng Shao

以前にこのサイトで紹介した中国・重慶のタワー「Raffles City Chongqing」は、帆船をイメージしたカーブのある外観が特徴的である。

このタワーにはホテル「InterContinental Chongqing Raffles City」が入居しており、2020年8月1日にオープンを果たした。内装設計は香港を拠点とする建築設計事務所 CL3 Architectsが手がけた。

▲ Photo:Feng Shao

▲ Link Bridge Reception Area/Photo:Feng Shao

ホテルは、上空250 mに位置する42階の空中回廊にある、「Link Bridge Reception Area」と呼ばれる広いフロントから始まる。このフロアには、ラウンジとレストラン「Jing」が設けられ、その上の階には380室のカスタムデザインの客室とスイートを用意している。

▲ Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

ホテルの内装のコンセプトは、帆船のイメージを屋内に広げることで、このアイコニックな建築を際立たせることにあるという。帆船の美しさをベースに、地上のエントランスから空中回廊まで、流線型のデザインと中国のモチーフや工芸品のタッチが融合しているという。

▲ Hotel Public Area/Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

弧を描く照明を備えたフロントは帆船の形をしており、河川を航行するときにその姿が水面に反射するように、自然光の下で屋内と屋外の風景が一体になるように仕上げられている。こうした要素が組み合わさり、ゲストに川を旅する気分、快適さ、エレガンスやラグジュアリーを含んだユニークなホテル体験を提供するのだ。

▲ Executive Lounge/Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

そして、時代を超えたラグジュアリーな現代の帆船からのインスピレーションは、ホテルの雰囲気や家具、仕上げ、そして客室にまで反映。ヨットのキャビンのようなデザインやパノラマの景色を提供するフルハイトの窓は、ゲストにワイドビューと上質の宿泊体験をもたらしてくれる。

▲ Guest Room/Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

CL3 Architectsの創設者 William Limは、設計段階で重慶の歴史を研究。そのストーリーのスケッチを描き、これを地元の芸術家が絵画にして到着ロビーのスクリーンに描いているそうだ。

▲ Sauna Room/Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

また、ホテルとは別に、居住者用のクラブハウスもSafdie Architectsと共同で設計。42階の空中回廊内に類を見ない屋内スイミングプール、ジム、スパ、プライベートルームを備えている。End

▲ Specialty Restaurant「Jing」/Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

▲ Photo:Feng Shao

▲ Residential Clubhouse/Photo:Feng Shao