宇宙日本食の「マヨネーズ」が
宇宙飛行士 野口聡一の携行品として宇宙へ

JAXAは、キユーピーが提供するJAXA認証 宇宙日本食「マヨネーズ」が、野口聡一宇宙飛行士の携行品になることを2020年9月12日(土)に発表した。

野口宇宙飛行士は、日本人では初となる米 SpaceX社開発の宇宙船「Crew Dragon(クルードラゴン)」の運用初号機に搭乗。約6ヵ月間にわたり、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションを実施する予定だ。

一方、キユーピー マヨネーズは、2007年6月に日本国内で製造された初の「宇宙日本食」のひとつとしてJAXAから認証を受け、以来13年間提供を続けている。そして今回、宇宙日本食「マヨネーズ」が同氏の携行品となることが決定した。

内容物は、市販されている「キユーピー マヨネーズ」と同じ。2007年認証当時のキャップやボトルは、NASAの基準に沿うもので、宇宙で使用実績のある材質を使用した宇宙食専用の包材を使用していたが、2009年には市販商品と同様の一般資材を使用した包材に変更し、JAXAより認証されていた。

宇宙では地球上ではかからない圧力がかかるため、通常以上の負荷に耐えられるように、製造においては検査を強化。さまざまな抜き取り検査を行うほか、外観、重量、漏れなどは、全数検査を行っている。

また、キャップとボトルには面ファスナーを装着することで、使用時にキャップをボトルに貼り付けたり、宇宙船内に貼り付けることができるなど、無重力空間でも扱いやすいように工夫されているそうだ。End