nendoがローソンのためにデザインした
再使用可能なコーヒーカップ専用のフタ「my-lid」

▲Photographer:Akihiro Yoshida

地球環境への配慮から、多くの飲食店では使い捨てストローやプラスチックカップが廃止されつつある。そして、紙コップや紙製ストロー、繰り返し使える金属製のマイストローなどを使う傾向が定着してきた。

こうしたなか、佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoローソンのために、繰り返し使用できるコーヒーカップ専用のフタ「my-lid」をデザインした。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

今回は、テイクアウトに不可欠なフタをリユースすることでプラスチックゴミを削減すると同時に、コーヒーをより豊かに楽しめるように工夫。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

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飲み口の反対側には半ドーム状の空間を設け、この覆いによって、フタをした状態のままでも通気孔から立ち上る香りを一時的に閉じ込め、コーヒー本来の風味が堪能できるのが特徴だ。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

さらに、1種類のフタでローソンが提供するコーヒーカップ2サイズに対応できるように、裏面には二重の固定用の溝をつけた。これがパッキンの役割を果たしてくれる。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

素材には耐熱性があり、衛生的に使い続けられるシリコーンゴムを採用。また、フタだけを持ち運ぶための専用ポーチもデザインした。開け口は広めにすることで、フタの出し入れを容易にでき、コーヒーを飲む際にはカップごと入れて、スリーブのように使うこともできる。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

熱さから手を守り、コーヒーの保温性を高めるこの専用ポーチもまた、1種類で2サイズのカップに対応。環境負荷の低いポリエチレン不織布のタイベックシート製で、防水効果が高く、洗濯も可能なので、フタをつねに清潔な状態で持ち歩くことができるという。

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

▲Photographer:Akihiro Yoshida

なお、このプロジェクトを通じて、コンビニエンスストアの店頭で提供される年間約10億個(約2,000トン)以上ものプラスチック製コーヒー専用フタの廃棄物の削減を目指しているそうだ。End

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