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2020.10.23 15:40
キャタピラー社は、「Cat Trials」と題して、重機でジェンガを行ったり、食器店のなかでミニショベルを操作したり、ビーチで砂の彫刻を作ったりと、同社が手がける建設機械を使ったさまざまな「遊び」を紹介してきた。
創立95周年を迎える同社はその第9弾として、ナムコが開発してから40年になる「パックマン」とコラボした、重機を使った壮大な「リアル・パックマン」に挑戦した。
まずはショベルカーを使ってパックマンのステージとそっくりな溝を地面に掘削。そこをパックマン役とゴースト役に分けられた無人のスキッドステアローダーが遠隔操作で動き回り、その動きも本物そっくりに再現されているという。
なにより大変なのは、地面に迷路のようなゲーム盤を構築すること。熟練のオペレーターがGPSシステムなどと連動する「Cat® Grade 3D」搭載の次世代油圧ショベルやさまざまな重機を駆使して、精巧なステージを作り上げたという。広さは49.5m x 55mで、完成に約70時間を費やしており、曲がり角は151もあるそうだ。
また、スキッドステアローダーは自動運転なので、安全かつ効率的に動くことができる。このプロジェクトには、同社が開発する、現実の世界で求められるテクノロジーや、汎用性、俊敏性、パワーがぎっしりと詰まっているのだ。