ガーナの電子ゴミをアートへ昇華
美術家・長坂真護の常設ギャラリーがオープン

アフリカ・ガーナのスラム街、アグボグブロシーでは、先進国の電子ゴミが大量に廃棄されているという。この積み上げられた電子ゴミをアートへ昇華し、現地の環境問題と人権問題を解決しようと取り組んでいるのは、美術家・長坂真護(ながさか まご)である。

同氏は2020年11月12日(木)、その作品を鑑賞し購入できる常設ギャラリー「MAGO GALLERY GINZA」を東京都内で初めて銀座にオープンした。

長坂は2017年、あるメディアの誌面でゴミ山に立つ少女の写真を目にしたことをきっかけに、世界中の電子機器の最終墓場とも言われる地のあるガーナに出発。そこで目にした光景、人々との交流を通して強い問題意識をもち、美術の力でこの真実を先進国に伝えることを決意した。

ゴミをアートに置き換え、作品として新たに命を吹き込むことで、そこから得た利益をアグボグブロシーの人々に還元。現地のスラム街での雇用の創出、無償の学校運営、アートミュージアムの開館をすでに実現しており、2030年にはリサイクル工場を建設する目標を掲げるなど、現地の生活の質を向上させる循環の仕組みを構築している。End

▲ Photo by Fukuda Hideyo

MAGO GALLERY GINZA

営業時間
11:00~18:00(土日祝日は休み)
※状況により、営業時間が変更になる場合あり。
※ギャラリー内の混雑状況により、入場待ちの場合あり。
住所
〒104-0061 東京都中央区銀座7-4-6 ACN銀座7丁目ビルディング5階
詳細
https://nagasakamago.art/