シド・ミード没後一周年の追悼企画
「シド・ミード展」図録の愛蔵版が発刊

スカイフォールは、2019年12月に逝去した工業デザイナー、シド・ミードの没後一周年特別企画として、同年4月に開催した「シド・ミード展」図録を増補改訂した「愛蔵版」を発売する。

「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」では、来場者のためにオールカラーの図録を制作したが、会期半ばで品切れに。閉幕後に改訂版の再販や増刷もしたが、それらも完売してしまった。

そこで、同氏の一周忌を迎えるにあたり、展覧会図録を大幅にアップデートした「愛蔵版」として再度発売することが決定。A4変型判(226×306mm)で本文136ページ(増補8P)、価格は7,480円(税込)となっている。

これまで展示のみで図録への掲載が一切許されなかった、映画「ブレードランナー」に捧げて描き上げたという「ショルダー・オブ・オリオン」の準備稿、線画、完成稿を今回すべて収録。正式な許諾を得た世界初にして唯一のオフィシャルブックとなる。

展覧会の終了後に描かれた、未公開スケッチも収録するなど、貴重な作品や展覧会の総括などを含む8ページの増補改訂を施し、銀の箔押しをあしらったハードカバーの特別仕様である。

また、「シド・ミード展VR」や没後一周年特設サイトがオープンするなど、さまざまな展開にも注目だ。End

▲シド・ミード