第67回 日本伝統工芸展
全国の人間国宝や山陰在住作家らの新作が一堂に展示

島根県松江市の島根県立美術館では、2020年12月2日(水)から12月25日(金)まで、企画展「第67回 日本伝統工芸展」を開催する。

同展は、日本の風土がはぐくんだ優れた工芸技術の保護育成を目的に、1954年に創設。世界に誇る工芸技術を受け継ぎ、磨きあげ、今日の暮らしに息づく新たな創造を目指しており、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で、厳正な審査を通過した作品が全国で展覧される。

▲【陶芸】白瓷捻面取壺 前田 昭博[人間国宝]〈鳥取市〉

▲【陶芸】焼締窯変壺 山本 佳靖〈倉吉市〉(初入選)

今年で19回目を迎える松江会場では、入選作全564点の中から、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品42点をはじめ、受賞作16点、地元山陰在住作家の入選作12点を含む270点を一堂に展示する。

▲【諸工芸】硝子花器「衣~koromo~」川辺 雅規〈出雲市〉(初入選)

▲【染織】ほら絽織菱絽着物「朝涼の花」松浦 弘美〈松江市〉

▲【陶芸】縹繧幾何文壺 内田 和秀〈松江市〉

また、山陰在住入選作家による対談「山陰の伝統工芸 これまでとこれから」も多数開催。作家自身の作品の見どころや制作について語られるそうだ。End

第67回 日本伝統工芸展

会期
2020年12月2日(水)~12月25日(金)会期中無休
10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
会場
島根県立美術館
詳細
https://www.shimane-art-museum.jp/exhibition/2020/12/044013.html