解体(分解)、組立、座の張り替えなどの工程で
名作椅子を紹介「名作椅子の解体新書」発刊

誠文堂新光社は、2020年12月10日(木)に新刊書「名作椅子の解体新書」を発売する。著者は、編集者・木工ライター・椅子研究者の西川栄明と木工デザイナーの坂本茂。B5判、208ページで価格は3,200円(税別)となっている。

同書は、名作椅子と呼ばれる椅子や著名デザイナーがデザインした椅子について、解体(分解)、組立、座の張り替えなどの工程を写真入りで詳細に紹介するもの。

接合方法や強度の持たせ方から、デザインを生かすための工夫や外見からはわからない隠れた部分での工夫、使用木材の種類、座編み用のペーパーコード、張地の中身(綿、布、馬毛、ウレタンなど)、さらにはデザイナーの思いまでを網羅している。

掲載される椅子は18脚で、ハンス・J・ウェグナーの「ザ・チェア(JH501)」から、フィン・ユール「イージーチェアNo.45」、アルネ・ヤコブセン「エッグチェア」、ジオ・ポンティ「スーパーレッジェーラ」など、名作椅子について深く知ることができるだろう。End