建築の「よろこび」を躍動感いっぱいに展示
中川エリカ展 JOY in Architecture

▲模型群 プロジェクトの模型群 スケール各種 ©yujiharada

東京都港区のTOTOギャラリー・間は、建築家・中川エリカの個展「中川エリカ展 JOY in Architecture」を2021年1月21日(木)から3月21日(日)まで開催する。

中川は、初期の代表作「ヨコハマアパートメント(西田司/オンデザインと共同設計)」や「桃山ハウス」で数々の賞を受賞するなど、エネルギッシュな活動を続けている若手建築家。その原点は、「新しい建築の表現を追求したい」という、飽くなき探求心にあるという。

▲ 桃山ハウス ©Koichi Torimura

「新しい組み立て方」や「街の細部の法則をヒントにした材料の発見」、「内と外の関係」といったさまざまな課題に取り組み、周囲の環境や人びとの営みを巻き込みながら、生き生きとした建築の表現を生み出し続けている。

同展では、これまで設計の現場で活用してきたさまざまなスケールの模型を一挙に公開。同氏が考える建築の「よろこび(JOY)」が躍動感いっぱいに展示される。

▲ 丘端の家 ©yujiharada

▲ SKIP ROOF ©yujiharada

中川は、「この展覧会では、現時点で思いつく限りのスタディやリサーチの実践が一堂に介しています。展示のためではなく、建築そのもののように展覧会をつくれないだろうかと考えた結果、必要不可欠だと感じて、地球の裏側、南米チリまで事務所全員でリサーチにも行きました。そこで得た発見や体験をいかに設計と連続させていくのか、という挑戦も会場にあります」とのコメントを寄せている。End

▲ ©yujiharada

中川エリカ展 JOY in Architecture

会期
2021年1月21日(木)~3月21日(日)11:00~18:00
休館日
月曜・祝日、ただし3月20日(土・祝)は開館
入場料
無料、ただし事前予約制(予約開始時期は12月下旬を予定)
会場
TOTOギャラリー・間
詳細
https://jp.toto.com/gallerma/ex210121/index.htm