H&M、廃棄物から製作した循環型ファッション
「Conscious Exclusive A/W20」コレクションを公開

アパレルブランドのH&Mは、2020年秋冬シーズンの「Conscious Exclusive A/W20」コレクションを12月1日(火)より発売する。今回のコレクションは、すべてのアイテムを廃棄物から製作。リサイクルとリユースをクリエイティブに行い、廃棄物を美しいものに変える試みとなっている。

かつて廃棄されていた布地を高品質のポリエステル製の服に変換するほか、持続可能な木材パルプとプラスチックごみのリサイクル素材を組み合わせた循環型のセルロース繊維「Naia™ Renew」や、食用作物廃棄物であるヘンプシードオイルの搾りかすからできた麻繊維「Hemp Biofibre™」を使った服が登場する。

レディースでは、フローラルプリントのイエローオフショルダーワンピースや、ブラックタフタのようなミニドレス、フォレストグリーンの カクテルドレスをはじめ、ブラックのクロップドジャケットとワイドパンツを展開。

アクセサリーでは、リサイクルメタルを使用したネックレス、イヤリング、シューズクリップ、そして、廃棄物系バイオマスを含んだ素材「Made of Air®」でできたサングラスも用意。また、Conscious Exclusiveに復活したメンズウェアでは、タキシードやジャケット、シャツやパンツなどが登場する。

また、同コレクションでは、オーストラリア生まれでロンドンを拠点とするエコロジスト、活動家、モデルであるZinnia Kumarをフィーチャー。

同氏は、「消費者である私たちにとって、ファッション性とサステナビリティを区別することは、今後なくなるでしょう。というのも、これらはひとつになるはずだからです。ファッション界で働くエコロジストである私にとって、こうしたことが実現することを願ってやみません」と語っている。End