三井不動産、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目し
モビリティ領域への取り組みを開始

三井不動産は、街で暮らす人々に新たな体験価値を提供することを目的として、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目したモビリティ領域(Maas、移動商業店舗)への取り組みを開始した。

▲ボーダレス化への対応

この取り組みは、住宅、オフィス、商業施設、ホテル等のユーザー向けに、地域の交通機関と連携したMaaSアプリを提供し、移動の自由度・フレキシビリティを向上させるもの。

その第1弾として、2020月9月より千葉・柏の葉や東京・日本橋および豊洲地区のマンションを対象に、月額定額制(サブスクリプション)サービスの実証実験を開始している。

▲不動産をサービスとして利用

今回の移動商業店舗では、飲食・物販・サービスなどのさまざまな店舗を車両に乗せて、人々の身近な生活エリアに展開することで、新たなショッピング体験を提供するという。

▲MaaS:Mobility as a Service

そのトライアルイベントは、2020年9月から12月にかけて首都圏・近郊5カ所で10業種11店舗の事業者とともに実施した。今後は出店場所や店舗を拡大する予定だ。

そのほか、都市近郊でのグランピングや非日常体験を提供する移動可能なホテルなど、多様で魅力的なコンテンツの提供を検討しているそうだ。

同社では、このように不動産とモビリティサービスが結びつくことによって、「自らが移動する」「コンテンツが移動する」という2つの選択肢が生まれ、目的に応じて多様な不動産コンテンツを選んで利用する生活が実現するとしている。End