NEWS | フード・食
2021.01.20 15:45
日本の醤油の発祥地とされる和歌山県湯浅町の湯浅醤油は2021年1月20日(水)より、世界初となるユニークなチョコレート醤油「カカオ醤(ジャン)」の発売を開始した。
この「カカオ醤」は、昔ながらの木桶で仕込みを行う同社と、チョコレートのソムリエ的な存在で、2014年よりインターナショナルチョコレートアワードの審査員を務める札谷加奈子が率いる「トモエサヴール」、フランスのチョコレートブランド「エリタージュ」の3社がタッグを組み、度重なる試作を重ねて4年の歳月をかけ開発。
金山寺味噌のたまりから作った「九曜むらさき」という醤油にローストしたカカオを漬け込み、瓶の中で熟成させることで生まれるという。
瓶のキャップを開けると芳醇なチョコレートの香りを、口にするとチョコレートと醤油の風味と旨味が融合したまったく新しい味わいを楽しむことができる。
今回は、滑らかな口あたりのペーストタイプと、カカオの食感が楽しめて噛むと風味が広がる粒タイプの2種類を用意。
チョコレートは甘いイメージがあるが、「カカオ醤」は砂糖不使用で、香りや風味、コクといった、甘さ以外のチョコレートの魅力を存分に味わうことができる。鴨肉や鶏肉といった肉料理のソースや淡白な白身魚にもよく合い、カレーの味わいにもコクと深みを与えてくれるそうだ。