没入感を楽しめる、サウンドアーティストevalaの
立体音響リミックス「聴象発景」

サウンドアーティスト evalaは、「聴象発景 in Rittor Base – HPL ver」を2021年1月25日(月)にリリースした。

2010年に発表した3rdアルバム「acoustic bend」以来、実空間での作品発表に徹してきたevalaの約10年ぶりとなる音源リリースで、8.1.2chで構成された会場での音をヘッドフォンで疑似体験できる技術「HPL®︎」を採用しており、立体音響ならではの没入感を楽しむことができる。

「聴象発景」とは、歴史的文化財を先鋭的サウンドアートの力で変容させる実験的企画として、香川県の中津万象園・丸亀美術館で2019年に開催された音の展覧会。

evalaは、近江八景を見立てた庭園ゆかりの琵琶湖周辺で収録した音や園内のリアルタイムの環境音をもとに、独自の立体音響技術で作曲し、空間と時間軸が交錯する3作品を発表、現存する日本最古の煎茶室・観潮楼を含む庭園各所に設置した。

2020年2月には、優れた音響でアーティストたちからの支持を得る御茶ノ水Rittor Baseにて、この3作品が約45分間シームレスに立ち現れる立体音響リミックスを発表。同作ではその収録音源を配信している。End