ライゾマティクスが手がけるダンス作品「border」
5年の歳月を経てアップデート版が公開

▲2015年、東京・スパイラルホールで発表した「border」

ダンスカンパニー ELEVENPLAYと演出振付家のMIKIKO、真鍋大度・石橋素が率いるライゾマティクスが手がけ、2015年に発表されたダンス作品「border」の最新版となる「border 2021」が完成した。

ダンスパフォーマンス作品「border」は、観客の動きをプログラムで完全に制御したパーソナルモビリティ「WHILL」に座り、ヘッドセット型のバーチャルリアリティのディスプレイを装着して、VR/ARの虚構の世界と生身のダンサーによる現実の世界を行き来しながら、さまざまな境界の変容を楽しむ作品である。

今回は、2015年に行われた試みを発展・アップデート。COVID-19以降の鑑賞環境として、オンライン・オフラインの双方に対応した表現モデルを新たに構築。

オンライン鑑賞では、会場内の様子を複数の視点で配信し、自由に視点を選択しながら視聴が可能。高い位置から全体を俯瞰したアングルや、実際にオペレーションを行う制御画面など、会場では見ることのできないコンテンツも披露されるという。

また、2015年当時はプロダクトやサービスがなくて自作していたデバイスも、この数年でより高解像度・高臨場感のVRデバイスが登場したことで、2021年バージョンは映像・音ともにクオリティが向上し、新しい演出が追加されたそうだ。

公演は、2021年2月13日(土)・14日(日)の2日間、東京・南青山のスパイラルホールをオフライン会場として開催される。特設オンライン会場も同日ライブ配信され、こちらはチケットを購入することができる。End

border 2021

会期
2021年2月13日(土)・2月14日(日)
会場
オフライン:スパイラルホール
オンライン:特設オンライン会場
詳細
https://border.dance/