人形のまち岩槻の伝統工芸・木目込みで制作した
ヘッドドレスのブランド「IWATSUKI-HAT」

▲「御空 – MISORA -」:カラーは左から金茶、月白

埼玉県さいたま市の岩槻人形協同組合は、フォーマルな場で身に着けることができる木目込みの技術を用いたヘッドドレス「IWATSUKI-HAT」3種類を発表した。これらの作品は、WEB EXHIBITIONにて2021年3月3日(水)まで公開している。

江戸木目込人形は、岩槻人形と並んで、お雛様に代表されるような節句人形や贈答用の人形として製造・販売されているという。

今回は、小鳥来・古庄デザイン事務所がディレクションに参画。木目込みの技術を活用し、正装のアクセントとなる、和とモダンなデザインが調和した美しいハットを作り上げた。素材となるシルクの光沢や木目込みの温かみ、しっとりとした質感が特徴だ。

▲「花影 – KAEI -」:カラーは左から茜、白百合

3モデルのうち、「御空 – MISORA -」は神聖で清らかな大気の流れる大空をイメージしたデザインを採用。「花影 – KAEI -」は、ヘッドドレスを頭に乗せるという定番から、耳に当てるイワツキ・ハットオリジナルデザインも備えたシリーズである。

▲「八千代 – YACHIYO -」:カラーは左から黄櫨染、白兎、古代紫

そして、「八千代 – YACHIYO -」は、日本的な柔らかな菊の形をモチーフとし、連続性のある形から永遠に続いてゆく生命をイメージしている。End