規格外となったバナナとオーガニック米を活用した
「お米とバナナの除菌ウエットティッシュ」


ファーメンステーション全日空商事は、「お米とバナナの除菌ウエットティッシュ」を開発した。2021年4月1日(木)より総合お土産店「ANA FESTA」の羽田空港の店舗にて販売を開始する。

同商品は、全日空商事グループのANAフーズがエクアドルから輸入・販売している「田辺農園バナナ」の規格外バナナと、ファーメンステーションが手がける休耕田で栽培したオーガニック米を原料に発酵アルコール(エタノール)を精製した、天然由来成分99%のウエットティッシュ。

▲お米とバナナの除菌ウエットティッシュ

全日空商事グループでは、流通の過程で汚れや傷みなどにより規格外となったバナナは、これまで家畜の飼料などとしてリサイクルしていたという。

これを別の方法でも有効活用できないかと考え、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサスティナブルな化粧品原料などを開発・製造するスタートアップ・ファーメンステーションと協業。

また、エタノール精製後に出来る「発酵粕」は、発酵所のある岩手県の肥育牛の飼料として利用。将来的にはこの飼料により生育した肥育牛を活用していくなど、サーキュラエコノミーの実現を目指すとしている。End

▲赤道直下の高原地帯に展開する「田辺農園」のバナナの“森”