公共施設などに生理用品の無料提供を目指す
サービス「Free pad dispenser OiTr」

ウエルネス事業を手がけるオイテルは、ショッピングモールやオフィス、学校、公共施設などの個室トイレに生理用ナプキンを無料で常備するサービス「Free pad dispenser OiTr」の実現を目指している。

同サービスは、生理のある人が強いられるさまざまな負担のうち、生理用品を購入する経済的負担と持ち歩く労力を軽減させるもの。2021年夏頃にリリースする予定で、これに向けて、埼玉県富士見市にある三井ショッピングパーク ららぽーと富士見にて実証テストも2021年2月から3月にかけて実施した。

利用方法は、トイレ内に設置されたディスペンサーにあるQRコードからアプリをダウンロードするだけ。このアプリを通じて、ディスペンサーに触れずにすぐに生理用ナプキンを無料で取り出すことができる。

使用する生理用ナプキンは国内大手メーカー製で、肌に優しい素材、日常的に使いやすいものを選んでいるという。

生理用品は、日常的に必要となるサニタリー用品という意味では、トイレットペーパーと変わらないものだと考えるオイテル。トイレットペーパーはさまざまな施設で無償提供されるが、生理用品はそうではなく、無料で生理用品が常備される世の中を作りたいとの思いから生まれたサービスだそうだ。End