河合楽器製作所は、老舗家具メーカーの飛騨産業とのコラボレーションにより誕生した「KAWAI meets HIDA ミニグランドピアノ」の受注販売を2021年4月20日（火）より開始した。

「はじめてのピアノ」が「一生のパートナー」になってほしいという思いから生まれたこのピアノは、音源に独自に開発されたアルミパイプを使用。1音1音職人が手作業で調律を行っており、正確な音程精度を追求しているので、美しい和音を奏でることができる。また、音程は半永久的に狂うことがないという。

カワイ独自のハンマーで音源を叩く鍵盤アクション機構を採用し、音の強弱も表現できるので、幅広い演奏表現が可能。また、優しいタッチでも音が鳴りやすい設計となっているので、子どもから大人まで簡単に弾くことができる。

ハンマーも、外装のイメージに合わせこのモデル専用のものを採用。優しく温かみのある音色に仕上げたそうだ。

外装の側面に飛騨産業の曲木技術を用いることにより、グランドピアノ特有の曲線を実現。1枚の無垢材を曲げて曲線をつくり上げることで、継ぎ目の無い美しい仕上がりとなっている。

今回、飛騨産業としては初の楽器の制作となったが、”音”への影響を考慮したことで通常よりも高くなった加工や組立精度の基準も無事クリア。

▲グランドピアノ特有の曲線を実現

▲高級家具にも使用される木材を採用

▲手作業により高品質なつくり

外装の素材には、天然木のウォルナットを採用。上品で落ち着いた色合いと美しい木目によって家具のような温かみのある外観となっており、ミニピアノとしてだけでなくインテリアとしても楽しめるだろう。