水中センシングで釣果を高める
IoTルアー「smartLure Model Zero」

スマートルアーは、魚がルアーを認識し食いつくまでのルアーの動きや水中環境をデータ化し、アプリを通じて釣り人に提供するIoTルアー「smartLure Model Zero」を開発した。

smartLure Model Zeroは、通常のルアーと同じように泳がせるだけで、着水の瞬間から離水するまでの間、魚の生息環境である水中の温度や明るさ、ルアーの動き、水深トレースを高精細にデータ化するセンサーモジュールを搭載している。

これらのデータは、ユーザーが求めるタイミングでアプリに転送。アプリ上で位置情報や日時情報、気象条件、月齢や潮汐など、魚の行動や釣果に影響する情報と統合される。

▲開発中のアプリのデザインラフ

これにより、釣り人はこれまで見ることのできなかった水中の正確な情報をもとに、釣果を高めるための手がかりを得ることができる。

また、魚がルアーに食いつくまでの過程のデータを世界中の釣り人から収集・ビッグデータ化し、環境条件、ルアーのタイプやカラー、動きと釣果との関連性など、「釣りの秘密」を解き明かすことを目指しているという。

▲魚が釣れた時のデータをグラフ化したもの(企業秘密保持のため、画像加工済み)

将来的には、IoTルアーを通じて得られた知見を、水圏の環境保全や、魚の生息数の管理などにもつなげていきたいとしている。End