美濃の土の可能性を発信する「MINO SOIL」
スタジオ・ムンバイと共同で初プレゼンテーションを開催

デザインを通じて美濃の土の可能性を発信するブランド「MINO SOIL」は、初のプレゼンテーションを2021年6月8日(火)から6月13日(日)まで、東京・表参道の441にて開催する。

今回は、インド・ムンバイを拠点に活動するビジョイ・ジェイン(Bijoy Jain)率いる建築設計事務所 スタジオ・ムンバイとのコラボレーションで、「美濃の土」にフォーカスしたインスタレーションを披露する。

▲ビジョイ・ジェイン

スタジオ・ムンバイの建築の特徴は人の「手の力」を取り入れるところにある。彼らが創り出す空間は人、生き物、環境すべてに配慮があり、どこか日本人の精神と通づるものが感じられる。

また、多数の職人が事務所のメンバーとして所属しており、独自のスタイルで建築を作り上げることで知られている。2018年には、日本での初めてのプロジェクトとして広島県尾道市の複合宿泊施設「ログ」も手がけた。

このインスタレーションについて、MINO SOIL クリエイティブ・ディレクターのダヴィッド・グレットリは、「わたしたちの生活の中には、陶器製のものがたくさんあります。でもわたしたちは、それが“ 土” からできているということを普段あまり意識していないように思います」と語る。

また、「美濃の地域には鉱山がいくつかあります。いくつかの鉱山では今も陶磁器製作用の粘土を作るための原材料である土を採掘しています。この地域ならではの土の特性や、土を採掘し粘土にする技術など、陶磁器製造が1300年続く美濃には蓄積された多くの知識や技術がありますが、あまり広く知られていません」とも述べている。

そして同氏は、「時代とともに、大量に安価で安定した質の製品の需要が高まる中で、そのものづくりを支える土の存在は影を潜めてしまっていたのです。MINO SOILは美濃を拠点にものづくりを行なっていくブランドですが、原点 であり大切な資源である”土”に対する認識を高めることからスタートしたいと考えます」とのコメントを寄せている。End

Mino Soil “Archeology of Mino”
In Collaboration with Studio Mumbai

会期
2021年6月8日(火)~6月13日(日)
・6月8日(火)12:00~17:00
・6月9日(水) 12:00~20:00
・6月10日(木)~6月12日(土)10:00~20:00
・6月13日(日)10:00~17:00
会場
441(東京都渋谷区神宮前5-12-1)
詳細
https://minosoil.jp/ja/