英展覧会「須藤玲子:NUNOの布づくり」にあわせ
イベント「オンライン生産者訪問」開催

▲「きびそ」を用いたテキスタイル © Japan House London

英ロンドンにあるジャパン・ハウス ロンドンは、テキスタイルデザイナー 須藤玲子の作品を紹介する展覧会「須藤玲子:NUNOの布づくり」を2021年5月17日(月)から7月11日(日)まで開催する。

これに合わせ、日本の代表的な染織産地のひとつである京丹後と鶴岡をライブでつなぎ、NUNOのテキスタイル制作の現場を紹介するイベント「オンライン生産者訪問」が行われる。

同展では、全国の工場や職人とのコラボレーションにより日本の繊維産業の可能性を広げ、サステナブルな生産モデルを構築してきた須藤の取組みに焦点をあてている。

▲「きびそ」の素材の展示 © Japan House London

▲グランドフロアの展示 © Japan House London

そこでこのオンラインイベントでは、5月14日(金)に丹後ちりめんの生産で知られる京丹後の田勇機業代表・田茂井勇人氏が、6月4日(金)には須藤とともにシルクの廃物利用である「きびそ」をつかった革新的な布づくりをおこなう山形の鶴岡シルク代表・大和匡輔氏が登場する。

▲田勇機業の工場 © Tayuh the textile industry co.,ltd

当日は現地とジャパン・ハウス ロンドン企画局長 サイモン・ライト、東京のNUNOの須藤玲子をオンラインでつなぎ、トークセッションを交えて工場の様子を案内。

NUNOが製作の現場をこのようなかたちで公開するのは初の試みで、作り手との対話を通じて革新的な布づくりを続ける須藤のクリエイションに迫る貴重な機会となる。

▲ちりめんの強撚糸の特性を活用したNUNOのテキスタイル《パピリオ》 Photo:Masayuki Hayashi

▲「きびそ」のプロジェクトを紹介する展示 © Japan House London

各イベントにはZOOMでの参加、もしくはジャパン・ハウス ロンドンのFacebookYouTubeLinkedInでのライヴストリーミング、後日公開されるアーカイブにて視聴することができる。ただし、ZOOMのみ事前予約制(視聴無料)となっている。End

▲須藤玲子 Photo Masayuki Hayashi

MAKING NUNO Japanese Textile Innovation from Sudō Reiko
須藤玲子:NUNOの布づくり

会期
2021年5月17日(月)~7月11日(日)
入場無料(予約制)
会場
ジャパン・ハウス ロンドン
詳細
https://www.japanhouselondon.uk/whats-on/2021/exhibition-making-nuno-japanese-textile-innovation-from-sudo-reiko

オンライン工場見学:丹後ちりめん

日時
2021年5月14日(金)20:00~21:00
※ロンドン現地時間12:00~13:00
詳細
https://www.japanhouselondon.uk/whats-on/2021/tango-chirimen-factory-visit-and-conversation/

対談:鶴岡シルク X 須藤玲子 廃物利用「きびそ」(仮)

日時
2021年6月4日(金)20:00~21:00
※ロンドン現地時間12:00~13:00
※詳細・申込フォームはJapan House Londonのウェブサイトに近日中にアップ予定