若林佛具製作所が「加飾技術」にフォーカス
展示会「Re : DISCOVER vol.2 ANOTHER FACE」開催

若林佛具製作所は、京都の伝統工芸「京仏壇・京仏具」の技術から生まれた作品を紹介する展示会「Re:DISCOVER vol.2『ANOTHER FACE』」を、2021年7月1日(木)から8月16日(月)まで京都市下京区の同社京都本店1階にて開催する。

京仏壇・京仏具の職人技術には木工・漆工・金工など幅広い職種が存在し、素材や技術を複合的に組み合わせて多様な製品への応用ができる。木や金属などで作られた「土台」に漆塗・金箔押・蒔絵・錺金具など様々な「加飾技術」で仕上げ、さらなる付加価値を加えているという。

同社ではこの「加飾技術」をひとつの特徴と捉え、他の産地との協業を進めており、今回の展示では、家具の産地・北海道旭川で生産する「KAKEHASHI SERIES」への加飾を行った。

▲KAKEHASHI SERIES craft ver.

京都でのものづくりはオーダーメイドや少量生産を基本とするため、量産ができないそうで、他産地が得意とする量産と京仏壇・京仏具の職人技術が得意とする加飾技術を掛け合わせることで、量産と手仕事の良さを引き出したものづくりを目指している。

また、店内では、同シリーズの他にも加飾技術を生かした製品を多数展示販売。そのほか、京仏壇の基本8職といわれる「木地、彫、漆塗、蝋色、錺金具、金箔、蒔絵、彩色」の職人が実際に使用している「道具」も展示する。End

Re:DISCOVER vol.2「ANOTHER FACE」

会期
2021年7月1日(木)~8月16日(月)9:00~18:00
※定休日:水曜日
会場
若林佛具製作所 京都本店 1階
詳細
https://www.wakabayashi.co.jp/information/210630/