異なる2つの運転体験を提供する
自動運転EV「Audi skysphere concept」

自動車メーカーのアウディは、新しいコンセプトモデルファミリーの第1弾となる自動運転EV「Audi skysphere concept」を発表した。

この「Audi skysphere」は、ユーザーに最大限の自由をもたらすために、「グランドツーリング体験」と「スポーツ体験」という、まったく異なる2つの運転体験を提供できるように設計。

これを実現するために、電気モーターとボディ/フレームコンポーネントを互いにスライドさせて、車体サイズを変える「アダプティブホイールベース」という新しいテクノロジーを採用する。

ドライバーはボタンを押すだけで、好みの走行モードを自由に選択。「スポーツモード」では全長が4.94mになるという。

また、自動運転ができる「グランドツーリングモード」では、全長が5.19mに延長され、ステアリングホイールとペダル類が乗員から見えない位置に格納されて、周囲の景色を楽しむことができる。

エクステリアは、アウディの伝説的モデル「Horch 853 convertible」を現代的に解釈。豊かなカーブと大きく張り出したホイールアーチを備えており、幅の広いトレッドを強調しつつダイナミックな走行を実現。

インテリアデザインは、中心的エレメントとして、乗員を取り巻く空間となる「sphere」(スフィア=球)を採用。インターネットを自由に使用できるほか、操作類を格納することで、アールデコの世界からインスピレーションを得た、明るく広々とした環境が創出されるそうだ。End