ニキシー管を用いたインテリアクロック
「YATAGALLAS」2021年シリーズが登場

2017年に中野功詞が設立したJAEGER DOCSON(イエガードクソン)は、同社が展開するインテリアクロックブランド「YATAGALLAS(ヤタガラス)」から、新機能と新たなモデルを追加した、ニキシー管クロックの2021年シリーズを発売する。

ニキシー管は、1950年代に誕⽣した歴史上もっとも古いデジタル表⽰機器。約170V以上の電圧をかけると、管の中のガスが電極の形に応じてロウソクにも似た柔らかなオレンジ⾊の光を発し、数字や⽂字を浮かび上がらせる放電管のひとつである。

1960~1970年代にかけて最盛期を迎え、⽶国や⽇本、ロシア(旧ソ連)で盛んに製造されたが、LCDやVFDの台頭により姿を消し、1990年には世界的に⽣産が終了していた。

YATAGALLASでは、チェコのダリボル・ファルニー社が手がける最⾼品質のニキシー管を使⽤。⼀般的なニキシー管と⽐べ、⼀回り以上サイズが⼤きいのが特徴で、焚き⽕を鑑賞しているかのような印象がある。

プロダクトデザインは、余計な装飾を極⼒なくして、ニキシー管がもっとも美しく灯されることを最優先。⽇本ならではの暮らしや趣、⽣活の中に「間」を重んじる感性を取り⼊れたという。

また、優しい灯の明度や時刻を表⽰するムーブメントの制御にはデジタル技術を採用。時間設定は、スマートフォンと同期することで簡単に設定できる(⼿動設定も可能)。さらに、カウントアップ・カウントダウンの機能が新たに追加された。

▲YTPB

▲YTPW

▲YTWD

ラインナップは、黒の鏡面塗装仕上げの「YTPB」、白の鏡面塗装仕上げの「YTPW」、北米産の最高級ウォールナットを採用した「YTWD」の3シリーズに、それぞれ「ハイモデル (TYPE_A)」と「エントリーモデル (TYPE_B)」の2ラインで構成。

なお、2021年⽣産分の受注は9⽉1⽇(水)より公式サイトにて開始。製品にはシリアルナンバープレートが付属する。End