多岐にわたる和田誠の全貌に迫る
展覧会「和田誠展」開催

2019年に逝去したの和田誠(1936-2019)を紐解く展覧会「和田誠展」が、2021年12月19日(日)まで東京・西新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催している。

和田は、イラストレーター・グラフィックデザイナーとして広く知られているが、映画監督、エッセイスト、アニメーション作家、作詞・作曲家、編集者など、さまざまなジャンルで活発な創作活動を行ってきた。

▲『とぶ』(文・谷川俊太郎)1978 福音館書店 多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵 ©Wada Makoto

▲『ぬすまれた月』1963 岩崎書店 多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵 ©Wada Makoto

▲「ねことヴァイオリン」会報誌表紙 1979 多摩美術大学アートアーカイヴセンター蔵 ©Wada Makoto

同展は、その膨大で多岐にわたる仕事の全貌に迫る初めての試みとなる。代表的な仕事を中心としたビジュアル年表や、和田誠の全体像をとらえるうえで欠くことのできない約30のトピックスを軸に、およそ2,800 点の作品や資料を紹介している。

▲「新宿日活名画座」ポスター 1961 ©Wada Makoto

▲「デューク・エリントン」 個展「JAZZ」より 1992 ©Wada Makoto

▲『「徹子の部屋」の30年』表紙 2007 講談社 ©Wada Makoto

▲『グレート・ギャツビー』(訳・村上春樹)装丁 2006 中央公論新社 ©Wada Makoto

著名人の「似顔絵」や「谷川俊太郎との仕事」、「日活名画座」や「草月アートセンター」 の仕事、「週刊文春」の表紙の仕事だけでなく、手がけた映画の脚本や絵コンテ、4歳の頃に描いた絵物語や小学生のときの詩集などの「高校生まで」の貴重な資料を展示し、CMや子ども向け番組のアニメーションも上映している。End

▲仕事場の作業机 photo: HASHIMOTO Hirotaka ©Wada Makoto

▲和田誠 photo: YOSHIDA Hiroko ©Wada Makoto

和田誠展

会期
2021年10月9日(土)~12月19日(日)
開館時間
11:00~19:00(入場は18:30 まで)月曜日休館
会場
東京オペラシティ アートギャラリー
詳細
https://wadamakototen.jp/