スノーピークが大規模なまちづくり
新潟「野きろの杜」が2022年10月オープン

アウトドアブランドのスノーピークは、新潟土地建物販売センターおよび石田伸一建築事務所と協働して、新潟県新潟市西蒲区和納地区に住宅街「野きろの杜」を2022年10月にオープンすることを発表した。

約6600坪の広大な敷地内には、34区画の分譲地と8戸の賃貸住宅からなる「住宅エリア」、ショップやイベントを展開して交流を促す「コマーシャルエリア」、宿泊体験ができる「ゲストハウスエリア」を配置。スノーピークは、住宅に「野遊び」の要素を取り入れるアウトドアリビングや広場の監修などを手がけるという。

住宅地の名称は地名の「和納」に由来。「和」という文字を構成する「ノ」「木」「ロ」をそれぞれ新しい読み方に変え、野が広がり、木々が育ち、人と人をつなげる路が広がる姿を描くそうだ。

また、「野きろの杜」は7つのコンセプトを掲げている。「野遊びでつながる街」として、街の中心にファイヤーピット(焚火台)があるコミュニティ広場を設置。地域内で木材資源を循環させる「木材の地産地消」を目指している。

賃貸住宅を含むすべての住戸は「アウトドアリビングのある住まい」で、弥彦山を望む田園地帯にふさわしい街並みをつくるための「景観を維持するガイドライン」を設定。

全8戸の賃貸住宅をメゾネットタイプで高気密高断熱仕様(UA値=0.34以下)とする「新しい賃貸住宅の提唱」を行い、「交流を生み出すマルシェ」も定期的に開催。南側に面した「8区画の平屋エリア」からは広大な田園風景を楽しむことができる。End