伊インテリアブランド「Gufram」
北京にギャラリーをオープン

イタリアのインテリアブランド Gufram(グフラム)は、中国・北京の三里屯エリアにあるショッピングモール「三里屯太古里」地下1階に、同社初のギャラリーをオープンした。

グフラムは、1960~1970年代に展開されたイタリアのデザイン運動「ラディカル・デザイン」の精神を継承するブランド。1966年に設立された同社は、当時の最新技術であったポリウレタンを使い、アーティストの創造力豊かな作品を生み出してきた。

ギャラリー内のイタリアのポルチコを思わせるスぺースには、従来のものから最新のものまでさまざまなラディカル・デザインの作品を展示。アーチと柱、さらには台座で構成されたシュールな空間を楽しめるという。

コンセプトは「たえず変化する舞台」。ショップの中心をなすのは作品だが、これらは3か月ごとに入れかわり、これに合わせてショップデザインも変化する。カラーとグラフィックで壁やフロアを彩るとともに、中央のステージではパフォーマンスやイベントを開催することができるそうだ。

同ブランドのグローバル・クリエイティブ・オーケストレーターであるCharley Vezzaは、 「中国の経済と社会のスピードは非常に速いと思います。それでも、中国の文化にはとても興味深い時間の捉え方があります。つまり、ヨーロッパで私たちが『かつてあった』とするものが、ここではまだ最新のものとみなされているのです。ラディカル・デザインは誕生して50年が経ちますが、中国ではこうした年月はそれほど重要ではありません。50年後にこの店がどんなふうに受け止められているかと思うととてもワクワクしますね」と語っている。End