顔と音声でストレスをモニタリングする
スマートデバイス「Soove」

現代生活において、私たちはさまざまなストレスにさらされている。その結果、穏やかな睡眠が妨げられ、私たちの健康は危険な状態に陥るかもしれない。睡眠は健康のために不可欠なものであり、優先すべきことなのだ。

こうした考えから、英ロンドンのデザインオフィス Recipe Designは、私たちの睡眠にポジティブな影響をもたらすホームモニタリングデバイス「Soove」をデザインした。先進の顔認識技術と音声キャプチャ技術を備えたデバイスで、顔の表情からストレスの兆候を捉えたり、周囲の音を分析したりできるという。

さらに、収集したデータは、自宅のさまざまなスマートプロダクトに接続。同事務所は「ユニティ・プロジェクト」なるものを提案しており、スマートホームを構成する「ユニティ」シリーズのプロダクトと、Sooveおよびアプリがシームレスに連動して、自宅やデバイス全体が私たちに生活のアドバイスしてくれる。

たとえば、家に誰がいるかを認識したり、各家族の総合的なウェルネスを評価したり、カスタマイズした環境を自動的に構成したりと、私たちの健康をサポートする提案を行うことで、ユーザーの生活バランスや活力を取り戻してくれるそうだ。

Sooveには、シンプルだがわかりやすい表情をするアイ・インターフェースを搭載。愛らしい表情で各機能を知らせてくれるので、ユーザーと感情を共有したり、ヒューマナイズした体験を通じてデバイスとのよりよいパーソナルなつながりをもつことができる。

また、自宅での健康状態のモニタリングだけでなく、スマートフォンの顔認識技術を使って、出先での生活を最適化することも可能。シンプルで直感的なアプリを介して、水分補給やストレスレベルなど、さまざまな要素を継続的に追跡・記録してくれる。そして、こうして収集した情報を使い、スマートホームが私たちの帰宅を先取りして、ユーザー各人をより良い方へと導いてくれるのだ。End