デザイナー・寺内ユミが伝統工芸を紹介
写真集「There I sense something」

寺内デザインオフィスを主宰するプロダクトデザイナーの寺内ユミは、会社設立20周年を迎え、同氏がデザインした日本のプロダクト作品を収めた写真集「There I sense something」を2022年4月に発売する。2022年1月17日(月)より、Makuakeにて先行予約販売を開始している。

プロジェクトは、作品の背景にある「そこにある何か」や「人」「技術」「環境」を伝えたい、ものづくりの中にある感動の物語を共有したい、日本や日本の工芸の素晴らしさを知ってほしい、感じてほしいという同氏の想いからスタート。

今回はフォトグラファーの越谷喜隆とともに、秋田から佐賀まで車で約3000キロ以上をともにめぐり、日本各地の工房で伝統工芸の職人とともに作り上げた、熊野筆、大館曲げわっぱ、大堀相馬焼、江戸切子などの作品の裏側を写真におさめた。

作品がただ並んでいる本ではなく、五感を刺激してくれるプロダクトのような本、本のようなプロダクト、在るがままに感じられる「作品集」を目指したという寺内。私たちが普段手に取る「モノ」の見えない価値を感じ、愛着を深め大切にするキッカケとなる1冊だ。End