木下陽介+野口優輔 / CANUCHが設計した
ビットキーのオフィス・ワークスペース

▲Photographer:Hideki Makiguchi

デザイナーの木下陽介と野口優輔が率いるデザインオフィスCanuchは、東京都中央区京橋に本社を置くビットキーのオフィスの設計を手がけた。

▲Photographer:Hideki Makiguchi

ビットキーは、自律分散システムのキーテクノロジー「bitkey platform」を提供する企業。同社のロゴのコンセプトは、最小の図形である三角形の組み合わせで無限の世界を描くことにあり、その考え方を場やグラフィック表現、家具に落とし込んだ。

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

空間ならではの手法として、透明なロゴパターンのグラフィックの重なりを採用することで、無限の柄が生まれ、重なりの中を人が自由に往来する構成になっている。これらは、複数のレイヤーの重なりを横断して事業を創り上げていくビットキーの考え方を、空間構成で表現したものだ。

また、このオフィスプロジェクトを起点として、ビル全体をビットキーのテクノロジーでDX化するプロジェクトも同時進行でスタートした。

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

オフィスでは、どこにいてもつねにビットキーのサービスを認知できる意匠設計を目指したそうで、動線上にはサービスの意図やカラーを体感できるサービスカラーを用いた巨大なカーテンを配置。ブランドイメージを高めながら、心地よい空間の切り替えを行い、さらには空間用途の多彩な切り替えも実現している。

特徴的なラウンジ空間は、カルチャーを随所に落とし込んだコミュニケーションラウンジとし、メッセージの「CONNECT」を中心とした思想を共有する場になっているそうだ。

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

▲Photographer:Hideki Makiguchi

また、同オフィスでは、分断の解消とコラボレーションを生む仕掛けとして、ビットキーのテクノロジー「workhub」を活用。ビル共用部のエントランスからテナント占有部はシームレスに繋がっており、来訪者はすべて顔認証で通過することができる。

社員も顔認証やモバイルFelicaなどでビル内を移動。オフィスには1人用29個、4人用6個のワークブースなども設けた。そのほか、開発チームが営業・サポート部門と連携するプロダクト開発のラボも併設しており、生きたオフィスとなっている。End

▲Photographer:Nacasa&Partners

▲Photographer:Nacasa&Partners

▲Photographer:Nacasa&Partners

▲Photographer:Nacasa&Partners

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