ミラノで開催されたランボルギーニとアルカンターラのプライベートショー

2022年3月8日、ミラノのSPAZIO MANIN(スパッチオ・マニン)で、Lamborghini(ランボルギーニ)とイタリア高級生地メーカーAlcantara(アルカンターラ)のコラボレーションイベントが開催された。

スパッチオ・マニンはミラノ中心地に位置し、ブランド街からもほど近い閑静な地域。イベントは一般公開ではなく、招待客のみのプライベートショーとなった。

ランボルギーニはお馴染みイタリアの高級スポーツカーブランド。一方のアルカンターラとは?

アルカンターラは日本の化学会社「東レ」とイタリアの工業会社「ENI」が合併した生地メーカーだ。アルカンターラ生地は、本革よりも軽量で耐久性や機能性が優れた人工皮革スエード。耐久性や機能性が優れていることから、車の内装素材やインテリア、ファッションなど、最近ではさまざまな分野で使わる高級素材として知られている。

またアルカンターラはカーボンニュートラル認証を取得しており、環境への配慮という面でもサステナビリティな活動を行っている。

イベントはCUSTOMIZATION IS THE KEY(カスタマイズが鍵)をテーマに、ランボルギーニとアルカンターラ生地の高度なクラフツマンシップと自由自在なカスタマイズ性が表現された。

展示のテーマ「CUSTOMIZATION IS THE KEY」のノベルティ

スーパースポーツカーをアルカンターラ生地でカスタマイズする

会場には、ランボルギーニから発表された最新モデル「Aventador Ultimae」と「Huracan STO」の2台が展示された。

ランボルギーニアヴェンタドールUltimaeはアヴェンタドールシリーズの中でパワーとパフォーマンスは最高のモデルだ。その名の通り究極の意味を持つこのスーパースポーツカーはアヴェンタドールシリーズの最終モデルで日本での販売価格は5454万円からとなる。

▲内装のダッシュボードやパネル部分、至る所にアルカンターラ生地が用いられている。

はさみのように両側に開くシザードアの内側にもアルカンターラ生地が使用されている

もうひとつのモデル、ランボルギーニウラカンSTOはレーシングカーをベースとしながら公道走行が可能なスーパースポーツカー。ロードモデル史上最高のパフォーマンスを備えている。こちらは日本での販売価格は4125万円から。

ランボルギーニ 「Huracan STO」

ウラカンSTOの内装

今回のランボルギーニとアルカンターラのコラボレーションは、車内シート、ハンドル、ドアが荘厳なモニュメントとなり、アルカンターラ生地の優れた多様性が強調されたインスタレーションとなった。(写真・文/佐武辰之佑)End