Creative Label norの物理現象を利用した
インスタレーション「syncrowd - seven chorus」

Creative Label nor(ノア)は、「同期現象」を利用したキネティック・サウンドインスタレーション「syncrowd – seven chorus(シンクラウド – セブンコーラス)」を、2022年4月2日(土)から4月10日(日)まで横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールで開催する。

個が集団を作った時に、何の制御や指揮をしていないにも関わらず、集団的な秩序が生まれるのが自己組織化現象である。そのひとつに同期現象がある。蛍の発光、心筋細胞の鼓動、拍手の同期、メトロノームやロウソク、ペットボトルの同期など、身近にもよく見られる現象だ。

▲自己組織化と同期現象

▲振り子の同期と状態変化

▲音楽に見られる自己組織化

同展では、会場内に大小さまざまな7つの振り子の群れ「syncrowd」が点在。これらの「syncrowd」は、大きさによってそれぞれ独自のテンポで同期/非同期を繰り返すという。この振り子がもたらすシンプルな音の反復が、干渉/揺らぎ(chorus)によって連続的にパターンを変化させ、会場全体で永続的に変化し続ける複雑な音のうねりを生み出すそうだ。

その様は一見すると、より原初的な聖歌/合唱(chorus)のようでもあり、統制されたオーケストレーションのようでもある。しかし同作品では、絶対的な統率力であるコンダクター(指揮者)は不在だが、自己組織的な在り方でそれを形作るのだ。

物理現象が作る有機的な視覚・聴覚体験の中で歩き回ったり立ち止まったりしながら、自然の摂理に耳を澄ませ体感してみよう。End

syncrowd – seven chorus

会期
2022年4月2日(土)~4月10日(日)入場無料
11:00~20:00 ※最終日は17:00まで
※2022年4月6日(水)は休館
会場
横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
詳細
https://nor.tokyo/syncrowd-seven-chorus