渋谷の「いつもの居場所」となるホテル
DDAAがインテリアを手がけた「all day place shibuya」

▲© Kenta Hasegawa

東京・渋谷のパブリックハウスを目指すホテル「all day place shibuya(オールデイプレイス シブヤ)」が2022年4月にオープンした。UDSが企画・設計・運営を手がけ、ニーズに合わせて選べる13タイプ・全160室の客室を用意している。

同ホテルのテーマは「まちの合間に、いつもある、いつもの居場所」。かつて酒場と宿屋が一体となったパブリックハウス(現在のパブの語源)がまちの社交場として、まちの人も旅人も分けへだてなく受け入れていたように、誰でも気軽に立ち寄れる心地よい「いつもの居場所」となるホテルである。

▲1Fエントランス © Kenta Hasegawa

▲2Fホテルレセプション © Kenta Hasegawa

インテリアデザインは建築家・元木大輔が代表を務めるDDAAが担当。1F外部空間からエントランス、店舗やテラスには、まちの風景に馴染み、あたたかみを与える深いグリーンのオリジナルタイルを使用。1Fエントランスはまちに開かれており、外部と内部が連続して心地よく過ごせる広場のようなパブリック空間となっている。

2Fのホテルレセプションは、ホテルがオープンしてから更新・成長できるように、余白のある空間を採用。ものづくりの現場などで使用されるゴールドパイプやアクリル板、ラッシングベルトなどを捉え直し、機能的で意匠性の高い素材として活用した家具やアイテムを配置した。

▲© Kenta Hasegawa

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▲© Kenta Hasegawa

▲© Kenta Hasegawa

▲© Kenta Hasegawa

▲© Kenta Hasegawa

客室は、都会らしい洗練と安心感、清潔感のある、シンプルで心地よく過ごせる使い勝手のよい空間とした。渋谷のまちを楽しんだあとホテルの部屋でゆっくりと休めるように、華美な装飾はせず、木材を使用した深みのあるグリーンで仕上げた家具を中心に設えている。

▲©︎ goitami

▲©︎ goitami

▲©︎ goitami

また、これまでのホテルのホスピタリティのスタンダードを見直し、ホテルレセプションにはコミュニケーションテーブルを設置。スタッフとゲストが旅の計画やまちのおすすめ情報などを気軽に共有することができる。

1・2Fには、日常で立ち寄れるビアバー/Kioskカフェピッツァ・ダイニングを併設。ホテル発のローカルガイド「all streets」や、ホテルスタッフが旅やホテル、まちの日常を伝える音声チャンネル「旅のキオクと、時々ホテル」も発信している。End

▲© Kenta Hasegawa

▲©︎ goitami

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