デッドストックの銅器を現代の技巧で蘇らせる
#SilenceLABの「わびさびポット金沢展」

石川県金沢市のギャラリーショップ 「歪/wai」では、仏具メーカーのハシモト清が2021年10月にスタートした#SlienceLABによる、「わびさびポット金沢展」が2022年 6月11日(土)から6月26 日(日)まで開催される。

このプロジェクトは、2020年にハシモト清の倉庫から、1950~90年代に仏具として生産された高岡銅器のデッドストックが大量に発見されたことからスタート。かつての職人たちの尊厳と誇りから生まれた「手仕事」を目の当たりにし、本来ならば原材料として溶かされるこれらを再び市場に戻す試みである#SilenceLABを開始したという。

そして、もともとさまざまな鋳造技術で製作された仏具からできた植木鉢「わびさびポット®」を作製。素材は真鍮やブロンズなどが多く、仏壇に使われる花瓶、燭台、香炉などに水抜き用の穴を開け、植物が植えられるように加工している。

今回の金沢展では、こうして生まれた「わびさびポット®」を展示するほか、会場に設置したディスプレイで、伝統工芸品をデジタル化し職人の技巧を残す試み「#SilenceLAB_NFT」も披露する。End

▲SilenceLAB NFT WABI-SABI Pot 01 KOURO-EDONEZU 1970s Model

わびさびポット金沢展

会期
2022年6月11日(土)~6月26日(日)11:00~18:00
※土日のみオープン
会場
歪/wai(金沢市竪町107-3-4階)
詳細
https://www.instagram.com/p/CeSWwK6Lq9z/