ヴァレンティノ、アイコンカラーを
探求した特別な書籍を発売

イタリアのファッションブランド ヴァレンティノにとって、アイコニックな色である「ロッソ ヴァレンティノ」は、メゾンの物語に欠かせないチャプターであり、輝かしい歴史とその美に関するアイデンティティの同意語でもあるという。

このロッソ ヴァレンティノのパーソナリティを数十年にわたって探求した書籍が発売される。1985年に生まれた、もっともパワフルでよく知られたメゾンのシンボルカラーの研究であり、ヴァレンティノのアトリエで、すべてハンドメイドで作られたオペラともいえるユニークな作品である。

本の制作は、「メゾンのアーカイブには現在、ロッソ ヴァレンティノの色合いがいくつ存在するのだろうか?」という疑問から始まった。答えは550以上で、クチュールクリエーションだけでもこの数があるそうだ。

同ブランドのクリエイティブ ディレクターであるピエールパオロ・ピッチョーリは、「本書は、単に過去を振り返るものでも、称えるものでも、教訓じみたメッセージを伝えるものでもありません。これはシンプルに、私たちの仕事の仕方を示したものなのです」と語る。

くわえて、「またはさらなる何かの始まりかもしれません。確かなことは、比類なき天才ヴァレンティノ・ガラヴァーニと彼の作品、創作に対する想い、そしてアイデアを現実へと変えるすべての裁縫師とテイラーの忍耐と才能なくして、これらのどれも存在し得なかったということです」ともコメントしている。

なお、ピッチョーリは、出版社アスリーヌ(Assouline)とのコラボレーションにより、マスターピース「オートクチュール ブック ロッソ」をもとに、販売用の書籍「ヴァレンティノ ロッソ(Valentino Rosso)」を制作。2022年秋より販売される予定だ。End