LAYERが都会向けにデザインした
コンセプトeバイク「Pendler」

ベンジャミン・ヒューバートが率いるデザイン事務所 LAYERが、コンパクトなコンセプトeバイク「Pendler」をデザインした。パワフルなだけでなくサイクリングの魅力も追求した、都会での生活を便利で楽しいものにしてくれるeバイクである。

「Pendler」はデンマーク語で「通勤」という意味している。デンマークでは10人のうち9人が自転車をもっているそうで、この自転車大国の長いサイクリング文化にちなんでいるという。

従来のパフォーマンスを重視したeバイクにはないデザインを目指して、フレームはシンメトリックなU字型を採用。上部のフレームがないのでどんな服でも乗ることができ、さまざまなユーザーの活動範囲に合わせることができる。サドルやハンドルバーの高さも調整できるので、快適な乗り心地を実現するそうだ。

ホイールベースは短く、小さめの20インチのタイヤを搭載。公共交通機関への持ち込みもできるようだ。さらに、ペダルを折りたたんだり、ハンドルを90度回転させたりすることで、狭いスペースの室内で保管することもできる。

また、買い物や荷物の運搬に使える取り外し可能なモジュール式のアクセサリや、乗りながら安全に使えるスマホホルダーを用意。フロントとリアのかごは底部が木製で、フレームとストラップで荷物をしっかりと固定してくれる。使用しないときは取り外して、家の壁などにかけることが可能だ。

Pendlerは、ハイパフォーマンスのテクノロジーと繊細に作られた美しさを融合しており、ライフスタイルにも合わせた新しい都市の通勤スタイルを提案。サドルやハンドルにはレザーを使っており、木材を用いたかごとともに、バイクに温かみとクラフト感をもたらしている。End