芦沢啓治によるKarimoku Case Studyの新プロジェクト
「Blue Bottle Coffee Jing’an Kerry Centre Cafe」

カリモク家具は、Karimoku Case Studyの新たなケーススタディ「Blue Bottle Coffee Jing’an Kerry Centre Cafe」と、同プロジェクトのために作られた新作アイテムを発表した。

今回のCASE STUDYは、2020 年に発表されたCASE STUDY 02「Minatomirai Cafe」より、協業するブルーボトルコーヒー 中国本土・上海の新店舗「JAKC カフェ」のために製作されたもの。

この店舗は、Karimoku Case Study のデザイナーである芦沢啓治が設計を担当。エントランスに沿って奥へと伸びるキッチンカウンターや壁面に、日本・中国の両国で古くから使用されてきた瓦を大胆に使用した。上海の古都を彷彿とさせる内装で、あたかも路地裏へと迷い込んだような錯覚すら覚える空間となっている。

店内で使用されている家具は、これまでと同様に、Karimoku Case Studyのコレクションから選出。明るい印象の1階と落ち着いた空間の2階は、それぞれピュアオークとスモークドオークを基調にデザインし、色調の統一を図ることでより上質な空間に仕上がっている。

また、それぞれの空間において、来訪者を温かく向かい入れ、コーヒーとともに寛ぎの時間を提供するのは、このプロジェクトのためにデザインされた新作のダイニングチェア「A-DC02」とラウンジチェア「A-LC01」。いずれも2022年9月中旬より受注を開始する予定だ。

「A-DC02」は、CASE STUDY 02.1「SHIBUYA CAFE」で登場した「A-DC01」のデザインを踏襲し、軽快な外観はそのままに、長時間座っても疲れないようにアップデート。木製の豊かな質感を表現しながらも、エレガントで軽快なフォルムを実現した。

一方、「A-LC01」は、A-DC02と同様に、ホームユースだけでなく、ワークスペースでのミーティングや、カフェなどでの使用も視野に入れたラウンジチェア。やや傾斜のあるゆったりとした座面は心地よくくつろぐことができ、彫りの深い背もたれと柔らかなマテリアルは有機的で心地よい印象を与えてくれる。End

写真 ©︎Jonathan Leijonhufvud