身体と日常に新たな視点をもたらす
若手クリエイターによる企画展「脈」が開催中

支援する若手クリエイターの発表の場である東京・六本木のクマ財団ギャラリーでは、企画展「」を2022年8月28日(日)まで開催している。

私たちは日常の中で、身体を用いたさまざまな行為を通して暮らしている。自らの身体を中心に、まわりに存在する他者やモノとの関係や対話があり、その連なりが世界を広げていく。こうして私たちの暮らしは脈々と変化していくが、そこに新たな要素を組み合わせたり、関係性を視覚化したりすることで何が見えてくるだろうか。

今回の展示では、医療福祉工学とメカトロニクスを横断するデザインエンジニアの小笠原佑樹、3Dプリンティングを軸に色彩現象のアップデートを続けるデザインファブリケーションスタジオ「積彩」代表の大日方伸、家具の在り方をアートとデザインの垣根を超えたシームレスな視点から造形する高本夏実、山を主題に置きつつも実際の現場と自身の思考の場が重なるような内面的な世界を描く春原直人の作品を紹介。

▲小笠原 佑樹 《Claffin》 2019

▲大日方 伸《Peacock Ripples》 2022

▲高本 夏実 《径(みち)》 2022

▲春原 直人《Emerge》 2021

いずれも自身や他者の身体を軸に、それぞれの気付きとアプローチで日常に新たな視座をもたらす創作を行う若手クリエイターである。彼らの異なる視点から、身体と日常に息づく脈を見出すことができるだろう。End

企画展「脈」

会期
2022年8月13日(土)~8月28日(日)
12:00~19:00 ※料金:無料
会場
クマ財団ギャラリー
(東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi206)
詳細
https://www.kuma-gallery.com/veins