AIが文字情報からデザインした
All Design Labのテニスラケット「Hìtëkw」

スポーツの世界でも、新しいテクノロジーによって革新的な道具が生まれ、アスリートのパフォーマンスも大きく向上しているようだ。

そこで、デザインオフィス All Design LabがAIを活用したテニスラケットを開発した。AIを活用するといえば、画像を取り込んでデザインすると思いがちだ。

しかし、このプロジェクトでは、まったく新しいデザインのきっかけを得ようと、DALL・EMidjourneyといった画像生成AIにプロンプトと呼ばれる文字情報を入力してデザインするという、これまでにない方法を採用した。

ところが、こうしてできあがったデザインは、これまでのラケットのデザインが変化に乏しかったために、基本的には従来のものとそれほど違いはないものが生成されるという驚くべき結果に。そのため、クラシックなテニスラケットをリデザインするべきだということがわかったという。

そして、プレーヤーのニーズに応えつつ、見た目を進化させ、さらにパフォーマンスを向上させるラケットを作成することが求められた。軽くて丈夫なラケットを作ろうと、グリップの部分に特徴をもたせ、木の根っこのようなユニークな形状が生まれた。

ラケットの名前は「Hìtëkw」。現在、テニス四大大会のひとつである全米オープンが開催中だが、会場となるニューヨークにちなみ、この地に暮らしたネイティブアメリカンの部族・レナペ族の言語で「木」を意味する言葉をつけたそうだ。End