神楽坂「柿の木荘」で時間と空間にアプローチする展覧会
「メディウムとディメンション:Liminal」

1966年に東京・神楽坂に建てられた木造アパート「柿の木荘」では、同建築の改修にともない、さまざまなかたちで時間と空間にアプローチする展覧会「メディウムとディメンション:Liminal」が、2022年9月3日(土)から9月27日(火)まで開催される。

「柿の木荘」は、かつて賃貸アパートとして、2016年からは主にアーティスト・イン・レジデンスの滞在施設として使用されてきた。しかし、パンデミックの影響により存続できない状態となり、このたび新たな用途のために改修が行われる。

▲柿の木荘外観
2022
撮影 赤石隆明

同展は、私たちのすぐそばにある「消えていくもの」と「現れてくるもの」、そして「変わるもの」と「変わらないもの」の間にある「Liminal(境界的)」な状態から現在をとらえ直し、新たな次元、あるいはそれぞれの時間と空間の中に足を踏み入れていく試みだ。

▲髙田安規子・政子
「作品構想のためのインスタレーション」
2022
撮影 赤石隆明

▲玉山拓郎
《M.B.》
2022
撮影 赤石隆明

▲平川紀道
《S³-Hyperspherical coordinates》(左)
《S³-Hopf coordinates》(右)
2019
撮影 赤石隆明

美術評論家の中尾拓哉によるキュレーションで、9月11日(日)には美術批評家の沢山遼を招いてトークイベントを開催する。End

        

メディウムとディメンション:Liminal

会期
2022年9月3日(土)~9月27日(火)
11:00~18:00(最終入場 17:30)
休催日
水・木曜日

トークイベント「Liminal」とはなにか? ── 境界と閾をめぐって

登壇
中尾拓哉 × 沢山遼
日時
9月11日(日)18:30~20:00 (開場18:00)
事前申込制
会場
柿の木荘(東京都新宿区横寺町31)
詳細
https://www.nest-a.tokyo/Liminal