伊デザイン賞「Compasso d’Oro」受賞のプロダクト
にフォーカスしたフェアが開催

東京・新橋のメトロクス東京では、イタリアのデザイン賞「Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)」にフォーカスしたフェアが、2022年9月17日(土)まで開催中だ。

「コンパッソ・ドーロ」とは、1928年に創刊されたデザイン誌「DOMUS(ドムス)」を立ち上げたことで知られる、イタリアの建築家Gio Ponti(ジオ・ポンティ)の発案から生まれたデザイン賞。イタリア・ミラノの百貨店La Rinascente(ラ・リナシェンテ)の主催により1954年に創設された。

▲1971年にAchille Castiglioni & Pio Manzu(アキッレ・カスティリオーニ & ピオ・マンズー)によってデザインされたフロアランプ「Parentesi(パレンテジ)/Flos(フロス)」。50周年記念カラーとして発売した「ターコイズ」「オレンジ」を展示・販売。パレンテジは、1979年にコンパッソ・ドーロを受賞。

▲Vico Magistretti(ヴィコ・マジストレッティ)が手掛けた「Eclicce(エクリッセ)/Artemide(アルテミデ)」。日食や月食の「食」を意味する名前を冠しており、月の満ち欠けを彷彿とさせるテーブルランプである。「シルバー」は既に廃番となっており、同フェアで用意したデッドストック限りで販売を終了する。1967年にコンパッソ・ドーロを受賞。

▲建築家・Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)の代表作であるデスクランプ「Tolomeo(トロメオ)/Artemide(アルテミデ)」。テレビや映画のインテリアでも多く起用されるデスクランプの名作である。「ダークブルー」は数量限定で発売されたカラーで、メーカー在庫限りで販売終了となる貴重な仕様。トロメオは1989年にコンパッソ・ドーロを受賞。

▲4度のコンパッソ・ドーロ受賞経歴を持つ、Enzo Mari(エンツォ・マーリ)が手掛けたOlivetti(オリヴェッティ)のポスター。オリヴェッティに関する写真やアルファベットなどがコラージュされ、オリヴェッティ社の企業メッセージが込められたデザイン。今回のフェアで用意したデッドストック限りで販売終了。

店頭では、コンパッソ・ドーロの受賞経歴を持つ建築家やデザイナーが手掛けた製品の他、コンパッソ・ドーロのアイデアを生み出したジオ・ポンティに関する製品の展示・販売する。

また、既に生産が終了した、貴重な名作アイテムのヴィンテージコレクションも、デッドストックとして販売。さらに、DOMUSの貴重なバックナンバー(古本)を150冊以上取り揃えている。End

▲デザイン雑誌 ドムス

AWARD FAIR‐Compasso d’Oro‐
アワード・フェア‐コンパッソ・ドーロ‐

会期
2022年7月28日(木)~9月17日(土)
水曜日・日曜日・祝日は定休日
会場
METROCS Tokyo(東京都港区新橋6丁目18-2)
詳細
https://tokyo.metrocs.jp/archives/29939